わたしが「わたし」を助けに行こう

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     なぜ、その苦しみがきえないのか?その答えがここにある




わたしが「わたし」を助けに行こうー自分を救う心理学ー [ 橋本翔太 ] 楽天で購入

とても読みやすい本です。
著者の語り口が優しく、複雑な心理メカニズムも分かりやすく説明されていて、すんなりと理解することができました。

自分のストレスに対する身体反応がなぜ起きてしまうのかを考えると、なるほどなぁと思えます。
私たちの身体は、様々な形でストレスに反応していて、その反応の一つ一つには意味があるんだということが、この本を読んで分かってきました。

例えば、私の場合、ストレス反応は “不安” という形で現れることが多いです。
そして、余りにも不安で怖くて外に出られなくなります。
電車に乗ることも、人混みのある場所に行くことも、新しい場所に行くことも、全てが怖くて仕方なくなってしまうんです。

それは、「わたし」が外に出られなくなるようにそこでココロが傷つかないように、防衛してくれているんだと気付かされました。
きっと過去のどこかで、外の世界で傷ついた経験があって、その痛みから「わたし」は必死で私を守ろうとしているんだと思います。

しかし、私はもう大人で、外に出たときにたとえ大きなストレスが掛っても、それを対処することはできます。
呼吸を整えたり、自分を落ち着かせる方法も知っているし、必要なら誰かに助けを求めることだってできます。

そのことを知らない「わたし」。
まるで小さな子供のように、ただひたすら怖がって、外の世界から私を遠ざけようとします。

「わたし」は一生懸命 私 を守ろうとしてくれているけれど、もう、そんな ”不安” を招く必要はない。私はもう、昔のような無力な存在じゃないんです。むしろ、不安に縛られることで、新しい可能性や出会いを失っているのかもしれません。

それを私が「わたし」に伝えなくてはならない。
優しく、ゆっくりと。まるで怯えた子供をなだめるように。「もう大丈夫だよ。私たち、これからは一緒に外の世界を探検していこう」って。

目的を考える部分は、アドラー心理学っぽい感じがしました。
全ての行動には目的があるというアドラーの考え方そのままで、私の不安にも、「私を守る」という明確な目的があったんですね。でも、その目的を達成するための方法を、もっと健康的なものに変えていく時期に来ているのかもしれません。

わたしが「わたし」を助けに行こうー自分を救う心理学ー [ 橋本翔太 ] 楽天で購入

ほかの本紹介はこちら(https://www.instagram.com/52_jhon)

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