『人からやさしくされるとこわくなって逃げだしたくなる』
『大事に扱われたという欲求そのものを存在しないものとする、という生存戦略をとる』
『やさしくされるのは想定外で恐ろしい』
このフレーズ、思わずじーんと来てしまう人もいるのではないでしょうか。
これは、「がんばることをやめられない」鈴木裕介さんの本の一説です。
わたしは、愛着障害。
親しくなると、離れたくなる人間関係を築き、こっちのほうが幸せだ、楽だということが分かるとどうしても違う道に行ってしまう。
辛い状況、助けてくれない状況下で幼少期を過ごしてしまったから、それが私にとっての”当たり前”になっている。
当たり前=安心と考えると分かりやすいかもしれない。私は、人が自分に近づいてきて手を差し伸べてくれることは当たり前ではないから
不安だし怖い。どう対処していいのか分からない。
たしかなことは、一つ。
他人と親しくなることの恐怖感は、確実に私を生きづらくする、ということ。
私の中には、確実に対人関係に対するトラウマがある。
だけど、幼少期は幼少期で過去のこと。今、現実はどうか?と自分に問いたい。
トラウマの渦に飲まれそうになったら、ここにいていいんだ、楽な方を選んでいいんだ、と自分に言い聞かせる。
きっとトラウマから完全に抜け出すのは5年、10年といった時間間隔ではないだろう。
正直、克服のために何をしていいのかもよく分かっていない。生きやすい状態が何かもわからないのだから。
でも、とにかく、何かをするしかない。
自分の価値をみつける。
具体的には、自分の、前向きな良いところをしっかり見つめて自分の存在を自分で認めるところから。
生きづらい中、今までよく耐えてきたことを褒めることもできるようになるといい。
最後に、筆者のあたたかいフレーズを。
『あなたの生きる力は、自身が考えているよりもはるかに強い』
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